harumaxy's blog

Blenderファイル(.blend)をGodotで読み込む

概要

  • Godot で .blend ファイルを直接読み込める
    • 実際はGodotから、Blender組み込みのGLTFエクスポーターを呼び出している。
    • そのために、Blenderのバイナリのパスを Editor Settings に設定する必要がある

ゲーム制作では、3Dモデルをイジる > ゲームエンジンにエクスポートして見た目を確認 > またイジる ... のサイクルが発生する。
.blend ファイルが直接読み込めるとエクスポート操作が自動化されて楽。

Check Blender binary path

Mac でやる。

Blender.app の場所からさらに中に入って、 Blender.app/Contents/MacOS/Blender が Blender のバイナリ。

自分の環境ではHomebrew経由でインストールしたので、以下のパスでした。

/System/Volumes/Data/Applications/Blender.app/Contents/MacOS/Blender

Set Godot > Editor Settings > Blender 3 Path

Cmd + , (もしくはメニュー > Editor > Editor Settings) で開き、 Blender 3 Path と検索して上記のパスをセットする。
FilesSystem > Import > Blender 3 Path

alt

セットしたら念のためプロジェクトを再起動 (Project > Reload Current Project)

Godot のファイルブラウザーに .blend をドラッグアンドドロップして、表示されるようになれば成功(Finderでファイルを移動してもいい) 

Import Settings

Godot 上で .blend ファイルをダブルクリックするとインポート設定を開ける。
RootのSceneを選択すると、BlenderのGLTFエクスポーターと同じ設定項目がある。

alt

Blender で GLTF をエクスポートするワークフローの場合と同じように設定すればいい(大体はデフォルトでいいはず...)

今回は、 Blender > VisibleVisible Only に設定した。
これをすると Blender 側で非表示にしているオブジェクトはインポートされない。

いらないリグとか、モデリング用のReferenceとかライトとかを非表示にしとけば、不要なアセットがインポートされずに済む

結果

きっちりインポートできた

Blender側で変更をすると、Godot側で設定したインポート設定に沿って再インポートされる。